2004年4月、映画「CASSHERN」の試写会に参加した宇多田ヒカル(右)と紀里谷和明監督
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シンガー・ソングライターの宇多田ヒカル(24)と、夫で映像作家・紀里谷和明氏(38)が離婚したことが3日、分かった。宇多田が自身の公式ホームページ(HP)で明らかにした。空前の人気を誇った歌姫とクリエイターとして出会った2人は、2002年9月に電撃入籍。だが、宇多田は海外に活躍の場を広げるなど多忙な生活の中でスレ違いが続いたことが原因となったようで、4年半の結婚生活にピリオドを打った。
電撃的なゴールインから4年半。「私、今日、嫁ぎました」の名言で結婚報告した宇多田の結婚生活はピリオドを打った。
関係者によれば、2人の代理人が2日に離婚届を提出。この日、宇多田はHPで「私、宇多田ヒカルと、紀里谷和明は正式に離婚しました」と報告し、原因について「互いに変化する中で思い描く未来図や夫婦像の方向性に、徐々にズレが生じました」と説明した。紀里谷氏も同HPで「孤独をお互い抱えたまま、相手に甘えるという事が最後までできなかった」と心境を明かした。
2人は2000年、CDのジャケット撮影で出会った。米育ちの宇多田とニューヨークでカメラマンとして活躍した紀里谷氏は意気投合。交際をスタートさせ、02年に宇多田が卵巣腫瘍の摘出手術を受けた際は紀里谷氏が心の支えとなり、同年、電撃入籍した。
宇多田は紀里谷氏の初監督映画「CASSHERN」の主題歌を担当し、06年の全国ツアーは夫が演出した。テレビ出演時などでは衣装までアドバイスを受けるほど2人の信頼関係は強かった。
ただ、2人には子供がなく、宇多田は全米デビューするなど多忙な生活が続いたことで「国際的な活動をしながらのすれ違い生活の中で、コミュニケーションが不足してしまった」(宇多田)としている。
2月28日発売したシングル「Flavor Of Life」は結婚後、初めて紀里谷氏の手を離れた作品となった。宇多田は、それまで決して外すことがなかった結婚指輪を2日放送のテレビ朝日系「ミュージックステーション」の出演時は外していた。ネット上に離婚を疑う書き込みが載り、関係者の間にはそうしたうわさが流れていたが、その矢先の電撃離婚となった。
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